とりあえずの記録

はじめは同学科の人向けのナレッジまとめでした

ハンズオンイベント用 進捗確認&ヘルプ要請シート

実際の環境を用意して,参加者に操作してもらう形態のイベントって楽しいですよね.

しかし,何らかのフェーズで詰まってしまうこともあります.
こういったとき,「なにかあったら手を上げてね,チャットで声をかけてね」と伝えて済ませる方法もありますが,抵抗を感じる方も少なくないのではないかと思います.

また,運営する側としても「各々の進捗状況を把握しながら進行したい」と感じます.

そこで,進捗確認・ヘルプ要請がかんたんにできるスプレッドシートを作成しました.

(追記) 実際に Google Developer Student Clubs 熊本高専チャプター で開催したハンズオンイベントにて稼働しました!

github.com

使用するには編集権限が必要なのですが,グローバルに編集権限を付与するといろいろ大変なことになりますのであくまでサンプル及びソース・使用方法の共有にとどめています.

Google Apps Scriptを使用していますので,サーバなどの手配は必要ありません.
すべて無料で使用できます.

また,ダイアログで入力された席番号に一致する文字が含まれるセルを探し,その1つ下のセルに着色する仕組みになっています.
これにより,あらゆる会場形態で利用できるようになっていることがポイントの1つです.円形の会場であってもご利用いただけます.

詳しくは上記リポジトリ内のREADME.mdをご覧ください.

 

以下,検索用に使用方法を転記しておきます.

 

## 事前準備

### 会場の再現

  1. Googleスプレッドシートを作成し,任意の体裁で会場を再現します.  
  2. 参加者が着席するセルを枠で囲みます.
  3. 参加者が着席するセルの1つ上に,当該席に対応する番号を記載します.

### Google Apps Scriptの作成

  1. "Extensions" -> "Apps Script"から,Google Apps Scriptプロジェクトを新規作成し,support.gs の内容をコピーペーストします.
  2. シートに戻り,任意の位置に画像あるいは"Insert" -> "Drawing"からボタン画像を作成し,配置します.
  3. 各ボタン画像を右クリックし,︙から"Assign Script"をクリック.  
    それぞれにdone,help,resetを割り当てます.(GASの関数名に対応しています.)
  4. GASの20行目,A1:T11と記載されている箇所は,ユーザに入力された値と一致するセルを探索する際に使用する範囲を示しています.必要に応じて修正してください.

### 共有

シートに戻り,右上の"Share" から任意の共有範囲を設定し,Editor権限を与えます.

## 当日

  1. 会場に大型モニタを設置し,講師及びサポートスタッフが確認できるようにしておきます.
  2. 参加者に,各々のPCでシートを開いてもらいます.
  3. 自分が着席しているセルに,名前orニックネームを入力してもらいます.
  4. 名前の入力が済んだら,実際に"Done!"を押して動作が完了したことを示してもらいます.
  5. 全員の完了が確認できたら,"For Support Staff"欄の"Clear All"をクリックして色をリセットします.