はじめに
下書きに残っているのを見つけて,公開してみることにしました.
やり方はいろいろあります.あくまで筆者がとった方法をご紹介します.
1. 自分のやりたい分野を決める
電気電子系,情報系,機械系,etc.
おそらくこれまで学んできて,↑くらいから選択できるようにはなっていることと思います.
今学んでいることに近いところが無難ではありますね.(専門科目が試験として課されることが多いので.)
ただ,芸術系に行きたい,私立の専門学校的なところに行きたいということであれば,思い切ってそちらに進むのもアリだと思います.
前述の通り,知らない科目が試験として課されたり,学校によっては出身学科が指定されていたりするのでその点は注意が必要です.
2. 絞り込む前の,元データを入手する
おすすめは中央ゼミナールステップアップサポート部さんが出版している「まるわかり!大学編入データブック」.
毎年改定されているので,最新のものを購入しよう.
おすすめというか,ほかに使える情報源がない...
- 受験資格
- 試験日・出願期間(過去のデータである点に注意が必要)
- 選考方法(試験科目など)
- 年ごとの志願者数・合格者数 (ここ数年編入を受け付けているかどうかが分かる)
がリストアップされており,よい本です.
1つ1つの大学のWebサイトや口コミを探して回らなくてよいのでとても楽...
3. 学科名を見て,①で決めたことができそうな学科に蛍光ペンでラインを引いていく
意外と結構量があることに気づきます.
4. 試験科目を見て,残りの期間では難しいなと思う科目がある学科を外す
例えば,もし化学が履修できないカリキュラムで過ごしてきて,特段対策もしていないのに4年生半ばまで来ていたら,かなりの勉強量をこなさなければ化学の試験がある学科を受けることは難しいでしょう.
また,もう4年生の冬なんだけど物理は苦手なんだ...!という人は物理が試験に含まれる学科を除くのも手です.
その分,数学や専門科目にリソースを割けますからね.
日程的に余裕がない人は,「選択と集中」です.
でも,情報系 && 国公立 && 化学・物理が科目外な学科って,67もあります.意外と多いですよね.
化学ができると,東大・東工大・京大・阪大・電通大あたりも目指せる範囲に入ります.
もしこれを3年生になったばかりまでの学生が読んでいたら,化学を独学で頑張ってみるのもよいと思います.
5. 研究力・就職力などの外部組織による各種ランキングや,偏差値などを参考に,最低ラインを決めて足切りする.
ランキングは結構作者の意図が含まれやすいので,複数のデータを突き合わせて見たほうがよいでしょう.
自分が大学に求めるものをキーに探してみるとよいでしょう.
(例)
・機材/資金がかかる研究分野 → 科研費によるランキング
・卒業後,アカデミアの世界に残ることなく就職したい人 → 求人倍率によるランキング
その点,偏差値は分かりやすいですね.
ただ,細かい数字を見るというよりは,「さすがにこれより低い大学はちょっとな...」というところを省くため.といった感覚で用いることをおすすめします.年によってある程度振れますからね.
6. とことん情報収集して,メイン,サブを決めていく.
情報収集の方法はたくさんあります.日程が被らなければサブもいくつでも受けられるので,しっかり情報を集めてじっくり考えましょう.
- 大学,学部学科のWebサイト
- 大学,学部学科の紙資料(資料請求しよう)
- その学部学科の進路情報
- 研究室紹介サイト
- 学内外の説明会
- 学園祭,オープンキャンパス
- ZENPENのWebサイト,説明会,アーカイブ
がんばれ!!!