とりあえずの記録

はじめは同学科の人向けのナレッジまとめでした

HPE ProLiant DL360にSSDを増設する - Proxmox

ProLiantに民生品のSSDを増設して,Proxmox上のVMで利用できるようにします.

今回は1本しか追加しないためRAIDの恩恵を受けられません.
よって近いうちに吹っ飛ぶ前提で,既存のLVMに追加するのではなく新たなLVM Thinpoolを作成し,その中で作成した新たなボリュームを既存のVMに追加で割り当てるようにします.

ほぼ自分のためのメモ書きですが...

  1. 挿す
    1. 今回はキャリア(マウンタ)を用いず,自己責任で民生品のSSDを刺しました.
      iLOでDegrated (Not authorized)と通知が出ますが,使用はできます.
  2. RAIDコントローラの設定
    1.  iLOなどでコンソールにアクセス
    2. 再起動させ,起動中の画面でF9を押下しSystem Utilitiesを選択
    3. System Configurationを選択し,Enter
    4. RAIDコントローラを選択し,Enter
    5. Exit and launch HP Smart Storage Administratorを選択し,Enter
    6. GUIが操作可能になるまでしばし待つ
    7. SmartArrayをクリック
    8. Configureをクリック
      1. ちゃんとRAIDを組むならCreate Arrayをクリック
      2. 1本だけで使いたい(RAID 0)ならCreate Array with RAID 0をクリック
    9. 使用するディスクを選択し,Create Arrayをクリック
    10. (Create Arrayを選択した場合は) RAIDの仕様を入力
    11. Create Logical Driveをクリック
    12. 確認し,問題なければFinishをクリック
    13. (Create Arrayを選択した場合は)新たに生成されたLogical Volume xをクリックして,右カラム下部のParity~に進捗が確認できる
    14. 右上の×で閉じる
    15. 右上の電源マークをクリックし,Rebootをクリック
  3. 注:通常であれば,lsblkなどで認識されていることを確認して,partedなどでパーティションを作成,任意のファイルシステムでフォーマットをかけてマウントして終わりです.
    以降,Proxmoxで利用する方法を示します.
  4. Proxmoxでの設定 - ノード内
    1. ProxmoxのWebコンソールにアクセス
    2. 増設したノードをクリック
    3. Disksをクリックし,増設したディスクのデバイス名(e.g. /dev/sdb)を確認
    4. 注:既存のLVMに追加割当したい場合は,LVMをクリックし,既存のLVMを選択して内部の手順に従ってください.
      以降,新たなThinpoolを作成して新規のボリュームを作成する方法を示します.
    5. LVM-Thinをクリック
    6. 上部の Create: Thinpoolをクリック
    7. 増設したディスクが選択されていることを確認し,任意の名前を設定してCreateをクリック
  5. Proxmoxでの設定 - VMに割当
    1. ProxmoxのWebコンソールにアクセス
    2. 追加したいVMをクリック
    3. Hardwareをクリック
    4. 上部のAdd→Hard Diskをクリック
    5. Storageにて,先ほど追加したLVMグループ名を選択
    6. Disk sizeにて,追加で割り当てたい容量を選択
    7. Addをクリック
  6. ホストでの設定
    1. 当該VMのシェルにアクセス
    2. lsblkで認識しているか確認(e.g. sdb)
    3. sudo suでスーパーユーザーに
    4. パーティションの作成
      1. parted /dev/sdb
        1. mklabel gpt
        2. mkpart partition-name 0% 100%
        3. set 1 lvm on
        4. print
        5. quit
    5. LVMグループの作成
      1. PV(Physical Volume)作成 
        1. pvdisplay
        2. pvcreate /dev/sdb1
        3. pvdisplay
      2. VG(Volume Group)作成
        1. vgdisplay
        2. vgcreate vg-name /dev/sdb1
        3. vgdisplay
      3. LV(Logical Volume)作成
        1. lvdisplay
        2. lvcreate -n /dev/vg-name/lv-name -l 100%FREE vg-name
          1. 後に増やすことは容易にできるが,縮小にはマウント解除が必要なので必要最低限にしておくことを推奨.
            (ルートディレクトリの場合,マウント解除しての操作=別のVMでの操作が必要...)
        3. lvdisplay
    6. ファイルシステムの作成
      1. mkfs -t ext4 /dev/vg-name/lv-name
    7. マウント
      1. mkdir /hoge のように,マウントポイントを作成
      2. ls /dev/mapper でマウントするファイルシステム名を確認
      3. vi /etc/fstab
        1. 末尾に
          /dev/mapper/vg--name-lv--name /hoge ext4 defaults 0 1
          といった形で追記
      4. mount -a
      5. df -h

参考にさせていただいたサイト

Partedによるパーティション作成+LVM作成+ファイルシステム作成+マウント処理 - manatee-itの備忘ログ

https://help.arena.ne.jp/hc/ja/articles/4402359195799-%E8%BF%BD%E5%8A%A0%E3%83%87%E3%82%A3%E3%82%B9%E3%82%AF%E3%83%9E%E3%82%A6%E3%83%B3%E3%83%88-Ubuntu20-04-Ubuntu22-04-

Parted を使ってディスクを初期化する #Linux - Qiita

Ubuntu DISK増設 | itcore 2016

【 lvcreate 】コマンド――論理ボリュームを作成する:Linux基本コマンドTips(337) - @IT

@IT:/etc/fstabに記述されている数字の意味