ProLiantに民生品のSSDを増設して,Proxmox上のVMで利用できるようにします.
今回は1本しか追加しないためRAIDの恩恵を受けられません.
よって近いうちに吹っ飛ぶ前提で,既存のLVMに追加するのではなく新たなLVM Thinpoolを作成し,その中で作成した新たなボリュームを既存のVMに追加で割り当てるようにします.
ほぼ自分のためのメモ書きですが...
- 挿す
- RAIDコントローラの設定
- iLOなどでコンソールにアクセス
- 再起動させ,起動中の画面でF9を押下しSystem Utilitiesを選択
- System Configurationを選択し,Enter
- RAIDコントローラを選択し,Enter
- Exit and launch HP Smart Storage Administratorを選択し,Enter
- GUIが操作可能になるまでしばし待つ
- SmartArrayをクリック
- Configureをクリック
- 使用するディスクを選択し,Create Arrayをクリック
- (Create Arrayを選択した場合は) RAIDの仕様を入力
- Create Logical Driveをクリック
- 確認し,問題なければFinishをクリック
- (Create Arrayを選択した場合は)新たに生成されたLogical Volume xをクリックして,右カラム下部のParity~に進捗が確認できる
- 右上の×で閉じる
- 右上の電源マークをクリックし,Rebootをクリック
- 注:通常であれば,lsblkなどで認識されていることを確認して,partedなどでパーティションを作成,任意のファイルシステムでフォーマットをかけてマウントして終わりです.
以降,Proxmoxで利用する方法を示します. - Proxmoxでの設定 - ノード内
- ProxmoxのWebコンソールにアクセス
- 増設したノードをクリック
- Disksをクリックし,増設したディスクのデバイス名(e.g. /dev/sdb)を確認
- 注:既存のLVMに追加割当したい場合は,LVMをクリックし,既存のLVMを選択して内部の手順に従ってください.
以降,新たなThinpoolを作成して新規のボリュームを作成する方法を示します. - LVM-Thinをクリック
- 上部の Create: Thinpoolをクリック
- 増設したディスクが選択されていることを確認し,任意の名前を設定してCreateをクリック
- Proxmoxでの設定 - VMに割当
- ProxmoxのWebコンソールにアクセス
- 追加したいVMをクリック
- Hardwareをクリック
- 上部のAdd→Hard Diskをクリック
- Storageにて,先ほど追加したLVMグループ名を選択
- Disk sizeにて,追加で割り当てたい容量を選択
- Addをクリック
- ホストでの設定
- 当該VMのシェルにアクセス
- lsblkで認識しているか確認(e.g. sdb)
- sudo suでスーパーユーザーに
- パーティションの作成
- parted /dev/sdb
- mklabel gpt
- mkpart partition-name 0% 100%
- set 1 lvm on
- quit
- parted /dev/sdb
- LVMグループの作成
- PV(Physical Volume)作成
- pvdisplay
- pvcreate /dev/sdb1
- pvdisplay
- VG(Volume Group)作成
- vgdisplay
- vgcreate vg-name /dev/sdb1
- vgdisplay
- LV(Logical Volume)作成
- PV(Physical Volume)作成
- ファイルシステムの作成
- mkfs -t ext4 /dev/vg-name/lv-name
- マウント
参考にさせていただいたサイト
Partedによるパーティション作成+LVM作成+ファイルシステム作成+マウント処理 - manatee-itの備忘ログ
Parted を使ってディスクを初期化する #Linux - Qiita