この度,JPNIC様の国際会議参加支援プログラムにご採択いただき,IETF 117に現地参加させていただける運びとなりました.
初めての渡米,初めてのIETF Meetingということで,可能な限りの情報をここに残しておきたいと思います.
このページでは,渡航後1日目の情報を記します.
その他の記事は以下よりご覧いただけます.
初めての入国審査
およそ10時間に及ぶフライトを終え,入国審査へ向かいます.
とうとう日本国以外の地へ足を踏み入れたという感動と,日本語の通じない入国審査への不安とで心の中は複雑です.
幸い,スムーズに通過することができました.
- 写真,指紋採取
- 「何のために来た?」
to attend a conference - 「招待など,それを示せるものはある?」
IETFのPaid Invoiceを提示
(IETFのAttendee DashboardからInvitationを申請できることに後ほど気づきました.) - 「日本での職業は?」
an University Student
くらいで終わったように思います.
ここで予めアクティベーション予約しておいたeSIMの有効化を試みますが,なぜかうまくいかず.
空港の無料Wi-Fiを利用して,公式LINEへ問い合わせます.
ものの数分で返信があり,助かりました.
結果的には,一旦すべてのAPN設定をオフにした上で5分待ち,T-Mobileのみをオンにして5分待つと接続できました.
荷物を取ったら損傷がないか確認して,Union Squareへ移動するためBART(Bay Area Rapid Transit)に乗ります.
予めiPhoneに入れておいたClipperをタッチしてゲートを通ります.
Suica同様にExpress設定しておくことで認証等なしに利用できました.
大きなスーツケースとともに通過しようとして,ゲートに身体を挟まれたことは一生忘れません.
BARTの中はこんな感じ.結構綺麗です.
思っていたより加速に勢いがあり,車速も100km/hを超えるためスーツケースを転がしてしまわないよう注意が必要でした.
Union Squareに到着
駅から1歩外に出ると,もう雰囲気が違います.
初めて耳にした音は,街頭での「Check one two. Testing, Testing.」.
高専時代にPA(仮設音響)を齧っていたため,アメリカでも一緒なんだ...!と感動しました.
さて,サンフランシスコはコロナ以降治安が悪化していると言われています.
実際,駅からホテルに移動するまでの間にマ◯ファナの香りに気づけるようになりました.
(もちろん自分で吸ったわけではなく,この香りはこれだよと教えてくださったためです.)
結構な頻度で「明らかにキマってる方」を目にするんです.
そして,街中に下水の匂いが漂っています.
Dysonがマスク型の空気清浄機を販売している理由が分かりました.
とりあえずホテルに向かって荷物を預け,本場のハンバーガーを食べるべくSuper Duperへ.
ドリンクメニューにRefillできるタイプのものがあったので,それも注文.
謎の飲み物に挑戦してみましたが,湿布のようなテイスト....
2杯目からは他のものを選びました.
バーガーはとても美味しかったです.パティの厚み・味が全然違いますね.
ゴールデン・ゲート・ブリッジへ
到底視界に収まりきらない,見渡す限りの海.まさに壮観です.
総延長2,737mの大きな橋を,非常に多くの車が行き交います.
はじめLyftで展望台を指定したところ,橋がちょうどまっすぐ見えるポイントでした.
そこから冒頭の画像のようにちょうどよく見える場所に歩いたのですが,道中にあるのは砲台,砲台,砲台.
厳密には砲台"跡"ですが,コンクリート製のどっしりとした建造物があちこちに配置されていました.
確かに,ここは守りを固めるにあたって重要な場所であったに違いありません.
平和に観光できることの素晴らしさを実感しました.
橋に近づくと,様々な案内板や模型が並べられていました.
タコマ橋の悲劇を参考にしたねじりに強い堅牢な設計,地震に耐えるため金属が何層にも組み込まれた特殊なゴム,建設プロジェクトにおける労働環境,自殺を防ぐための何重にもなる落下対策,....
これらはすべて無料で読むことができます.お子さんでも身近に体感できるよう,分かりやすい解説がありました.もし近くを訪れられましたら,ぜひ足を運ばれることをおすすめします.
ホテルへ
事前にスマートフォンアプリでチェックインを行っておきますと,部屋の用意が整ったと通知が届きます.
そこからバスでホテルへ移動.
フロントを訪れることなく部屋へ赴き,アプリ内のDigital Keyを用いて解錠.
とても豪華なお部屋を用意してくださっていました.
シャワーを浴びて,しばし休憩.長い移動時間の疲れを癒やします.
一段落したらフロントで紙幣を細かくしてもらい,そのまま近くのWalgreensへ向かいました.
ここはWalmart系列のドラックストアですが,食品や日用品など,幅広い取り扱いがあります.九州近辺にお住まいの方であればご存知かと思いますが,まさにディスカウントドラッグ コスモスです.
この店舗の特筆すべき事柄として,なんとお寿司の取り扱いがありました.
もちろん日本のものと一緒とは言いませんが,いわゆる”カリフォルニアロール”と称されるものよりは断然雰囲気が日本寄りで驚きました.
この日の夜ご飯は,ホテル内の売店で販売されていたサンド.
お昼にしっかり食べすぎてしまい,お腹が空く頃にはホテル周辺に"ヤバい"人が増えていたためです.
サンドを頂いたあとはそのまま就寝しました.
同行いただいたK様によると,深夜3時ころまで路上で喧嘩している声が聞こえていたそうです.
テンダーロイン地区が近いこともあり,夜は本当に危ないようです.
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