はじめに
MicrosoftOfficeにWord,Excel,PowerPointと並んでOneNoteというソフトがあります.
単なるメモや,授業のノート代わりに使われることも多いサービスですが, 私は試験対策のツールとして活用しているので,それについてまとめておきます.
Office365のライセンスを付与される高専生の皆さん,ぜひ活用してみてくださいね.
使い方
まずは1冊のノートブックを作成し,科目ごとにセクションを作成しておきます.
※画像の左側に表示されています.Windowsだと右側です.
あとは画像のように学年をタイトルとしたページを作り,試験期ごとのページを作成します.
ここで,学年以外のページ右クリックし,メニューから「サブページの作成」 をクリックすると下の画像のように折りたたむことができるようになります.
行う際には,選択したいもののうち1番上のものを1度クリックして選択状態にし,選択したいものの一番下のものをShift+クリックすると一気に選択することができます.
また,Commandキーを押した状態で複数クリックしていくこともできます.
学年が進むと確認することは稀になるので,非表示にするような感覚で折りたたむようにしています.
残りはページを作成していくのみです.
試験2週間前程度になったら試験範囲を見出しとして順に書き,教科書や資料などを参考に単元の内容を簡潔に書いていきます.
Tips
表記にこだわりすぎると時間もかかりますし,試験直前に見返す時にも時間をかける必要が出てくるためおすすめしません.
そのための時短テクニックを,いくつか書いておきます.
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図が必要なときはPowerPointなどで整理し,スクリーンショットを貼付.
Googleの画像検索などでちょうどよいものがあれば,それをそのまま利用してしまうのも手です.もちろん私的利用なので著作権も問題ありません.
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複雑な場合はスマホで教科書を撮影し,貼付.
教科書に重要な図表がある場合,PCで再現するよりも撮影してしまったほうが楽です.
スキャンする手もありますが,OfficeLensやCamScannerなどを使うときれいに撮影することができ,便利です.
Macの方は,デスクトップを右クリックして"iPhoneから読み込む"→"写真をスキャン"で読み込んで,Preview.appで軽く編集するのもおすすめです.("書類をスキャン"にするとpdfになる上,自動補正をの度合いを調整できないのでちょっと使いにくいです.)
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数式はキーボードショートカットで入力.
この数式を入力したい時,いちいち数式パレットから選択するよりも,以下のように入力すればキーボードのみで完成します.
始めるときには[挿入]タブの[数式]をクリックするか,
Macの方はcontrol + shift + - (つまり,control + =)commandではない点に注意
Windowsの方はAlt + ; でも可能です.
□のところは,スペースを入力してください.
log_a□b=(log_c□b)/(log_c□a)
UnicodeMathという入力方式で,効率的に編集することができます.
使ってみて感じたメリット
OneNoteでは基本的にデータをクラウド上に保管し,適宜自動的に同期されます.
つまり,スマートフォンアプリなどからいつでもどこでもその内容を確認・編集することが可能です.
そのため,学校に着くまでの移動時間で復習をし,試験と試験の間に最終確認を行うなどの作業が容易にできます.
また,友人と共同編集したり,逆に編集権限を与えずに共有したりすることが可能です.
試験前に共有しあって抜けを確認したり,そもそも教科・単元ごとに分担して作成したりなどもできます.
そうすれば,より演習問題を解く時間も増えますよ!